ダイヤモンド鑑定書には必ず発行された日付が明記されています。この日付は直近か否かを知ることによりGIAの最新の検査基準(検査基準はアップデートされて来ている)の元で検査されたことを知る1つのデートになります。また古い日付になればそれは既に一度マーケットで販売された可能性もゼロではないことにも繋がります。良し悪しの前提ではではありませんがエンゲージメントで記念すべきダイヤモンドを選ぶ際に、その様な古物の可能性があるダイヤモンドをお薦めする訳にはいかないと考えています。古いダイヤモンドを再検査すれば日付は最新になりますが、GIA鑑定書の発行には現在は2〜4週間、そして鑑定書作成、ダイヤモンドレーザー刻印などまでも含めると、日本国内CGL(中央宝石研究所)鑑定書発行の3,4倍ものコストや時間が掛かってしまいます。また同じダイヤモンドの鑑定結果でCGLや他国内鑑定機関とGIAの結果が異なること(GIAの検査基準が経緯として進化し続けている関係上)がある為、昔の鑑定結果のダイヤモンドをわざわざGIAで再鑑定することがほぼ無いと考えて良いと思っています。
故にGIA鑑定書でなるべく最新のデータに基づいたダイヤモンドを御紹介するように厳選しております。この日付の項目においても鑑定書を見る上で重要なポイントの1つです。